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「ISMバンドって何?ドローンの操縦に使う帯域と同じ?」免許不要の周波数帯と干渉リスクを整理します。
この記事の要点
ISMバンド(Industrial, Scientific and Medical band)とは、産業・科学・医療用途向けに国際的に割り当てられた周波数帯で、免許なしで使用できます。2.4GHzと5.8GHzがISMバンドに該当し、ドローンの操縦・映像伝送に広く使われています。
ただし免許不要のため多くの機器が同じ周波数を使用し、電波干渉が起きやすい点が課題です。
ISMバンド(Industrial, Scientific and Medical band)は、産業・科学・医療用途向けに国際電気通信連合(ITU)が割り当てた周波数帯です。電波法上、一定の出力制限内であれば免許なしで自由に使用できます。
代表的なISMバンドの周波数は以下のとおりです。
| 周波数帯 | 主な用途 |
|---|---|
| 2.4GHz帯 | ドローン操縦・Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)・Bluetooth・電子レンジ |
| 5.8GHz帯(5GHz帯) | ドローン映像伝送・Wi-Fi(IEEE802.11a/ac) |
| 920MHz帯 | ドローンのテレメトリ・IoT機器(ISMバンドに準じた扱い) |
ドローンの操縦電波・映像伝送が2.4GHz・5.8GHzを使う主な理由は、免許不要で使用できるため手軽に利用できることです。ただし「技適(技術基準適合証明)」を取得した機器であることが前提で、技適なしの機器を使用することは電波法違反となります。
2.4GHz帯・920MHz帯が免許不要で使用できるISMバンドの法的位置づけについては、無人航空機の飛行の安全に関する教則(下図)の無線通信システム一覧で確認できます。
ISMバンドは誰でも使えるため、同じ周波数を使う機器が密集する場所では電波干渉が起きやすいです。
| 干渉源 | 影響 |
|---|---|
| Wi-Fiルーター(2.4GHz) | ドローン操縦電波と同じ周波数帯で競合 |
| 電子レンジ(2.4GHz) | 強い電磁波を放射し操縦信号を乱す可能性がある |
| Bluetooth機器 | 2.4GHz帯で競合(出力は低い) |
| 他のドローン | 同じ周波数帯を使うドローンが近くにいると混信する可能性 |
混同しやすい用語
ISMバンド:産業・科学・医療用途向けの免許不要周波数帯。2.4GHz・5.8GHzなどが該当。
技適(技術基準適合証明):電波法の技術基準に適合していることの証明。ISMバンドを使用する機器も技適が必要。
電波免許:特定の周波数・出力で電波を発射するための免許。ISMバンドは免許不要だが、技適の取得は必要。
電波干渉:同じ周波数帯の電波が互いに妨害し合う現象。ISMバンドは免許不要のため干渉リスクが高い。
Q1. ISMバンドとは何か。
A1. 産業・科学・医療用途向けに割り当てられた免許不要の周波数帯。2.4GHz・5.8GHzなどが該当し、ドローンの操縦・映像伝送に使われる。
Q2. ISMバンドで電波干渉が起きやすい理由を答えよ。
A2. 免許不要のため多くの機器(Wi-Fi・電子レンジ・Bluetooth等)が同じ周波数帯を使用し、競合が生じやすいため。
ISMバンドは免許不要で使える国際的な周波数帯で、2.4GHzと5.8GHzがドローンの操縦・映像伝送に広く使われています。免許不要の反面、電波干渉リスクが高いため飛行環境の確認が重要です。
技適を取得した機器の使用が前提であることも覚えておきましょう。
関連記事:2.4GHzと5.8GHzの違いとは? 2.4GHz帯と920MHz帯の違いとは? 電波干渉とは? ドローンの電波免許と技適とは?
参考資料
・電波法(昭和25年法律第131号)
・無人航空機の飛行の安全に関する教則(国土交通省 第4版)
・総務省 電波利用ホームページ
※ この記事の制度確認日:2026年5月
学科試験対策|管理人の一言
「ISMバンド=免許不要の周波数帯」「2.4GHz・5.8GHzが該当」「免許不要だから多くの機器が使う→干渉リスクが高い」という流れで覚えましょう。「技適なしはNG」という点も電波法との関連で押さえておくと応用が効きます。