初心者が学ぶ無人航空機

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二等 サンプル問題 No.53|気温上昇と密度高度が機体性能に与える影響

ソラタ

「夏場や高地でバッテリーが早く減る理由は?」空気密度の低下が原因です。

この問題の要点

「密度上昇で揚力増加」「性能への影響なし」「モーター効率向上」はすべて誤り。

問題(気象)

気温が上昇したときの無人航空機への影響として正しいものはどれか。

  1. 気温上昇で空気密度が上がり揚力が増加する
  2. 気温上昇で空気密度が低下(密度高度が上昇)しプロペラの揚力が低下する
  3. 気温は無人航空機の性能に影響しない
  4. 気温上昇でモーター効率が上がる

正解と解説

正解:2(気温上昇→空気密度低下→揚力低下(密度高度上昇))

気温が上昇すると空気密度が低下します(密度高度が上昇)。空気密度が低下するとプロペラが発生させる揚力が減少しバッテリー消費が増加します。夏の高温時や高高度では飛行時間が短くなります。

この問題のテーマについては、教則第4版(下図)でも確認できます。

高度と空気密度の関係テーブル:高度0m=1.2250kg/m³(1.000)、高度1000m=1.1116kg/m³(0.907)、高度1000m増加ごとに空気密度は約0.9倍になる(国土交通省 無人航空機の飛行の安全に関する教則 第4版 p.40)
出所:国土交通省「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第4版」(2026年2月)p.40 高度と空気密度の関係:標準大気では高度が1000m増加するごとに空気密度は約0.9倍になる。気温が上昇すると空気が膨張して密度が低下し(密度高度が上昇)、プロペラが発生させる揚力が減少してバッテリー消費が増加する。夏の高温時や高地での飛行では飛行時間が短くなることに注意。

一問一答

問:密度高度が上昇する条件を2つ挙げよ。

答:①気温上昇(高温)、②高度が高い(低気圧も影響)

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混同しやすい用語

密度高度:気温・気圧・湿度による空気密度を標準大気の高度に換算した値。高いほど揚力が小さくなる。

絶対高度:地表・水面からの実際の高さ。密度高度とは意味が異なる。

参考資料

・無人航空機の飛行の安全に関する教則(国土交通省 第4版)

・無人航空機操縦者技能証明に係る学科試験の科目について(国土交通省)

この記事を書いた人

ソラタ

30代。二等無人航空機操縦士の技能証明取得を目指して勉強中。学科試験で詰まったポイントを整理してお伝えします。

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