初心者が学ぶ無人航空機

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二等 サンプル問題 No.36|CRM(乗員資源管理)の目的

ソラタ

「CRMとは何か?」人と人の連携でミスを防ぐ考え方です。

この問題の要点

「自動化」「ルート最適化」「整備効率化」はCRMの目的ではない。

問題(無人航空機の操縦者及び運航体制)

無人航空機の運航におけるCRM(Crew Resource Management)の目的として正しいものはどれか。

  1. 機体のシステム管理を自動化すること
  2. 操縦者・補助者・管理者間のコミュニケーション・チームワークを向上させ安全な運航を実現すること
  3. 飛行ルートを最適化する計算手法
  4. 機体整備の効率を上げる管理手法

正解と解説

正解:2(チームのコミュニケーション向上と安全な運航実現)

CRMは航空分野で発展した概念でヒューマンファクターによるミスを減らすためチームのコミュニケーション・リーダーシップ・状況認識・意思決定を向上させることを目的とします。

この問題のテーマについては、教則第4版(下図)でも確認できます。

CRM(Crew Resource Management)とTEM(Threat and Error Management):操縦技量だけではヒューマンエラーを防げず、人的リソース・ハードウェア・情報を活用したCRMが有効。スレットがエラーを誘発し望ましくない航空機状態(UAS)につながるリスクをTEMで管理する(国土交通省 無人航空機の飛行の安全に関する教則 第4版 p.62)
出所:国土交通省「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第4版」(2026年2月)p.62 CRM(Crew Resource Management)とTEM(Threat and Error Management):操縦技量(テクニカルスキル)向上だけではヒューマンファクターの観点からヒューマンエラーを完全になくすことはできない。全ての利用可能な人的リソース・ハードウェア・情報を活用したCRMが有効なマネジメント手法。CRMの効果を最大限発揮するためにTEMが取り入れられており、スレット(Threat)がエラー(Error)を誘発し望ましくない航空機状態(Undesired Aircraft State: UAS)から事故につながるリスクを、補助者・関係者との相互監視・確認などで管理する。

一問一答

問:CRMで特に重視される要素を3つ挙げよ。

答:コミュニケーション・状況認識・意思決定(リーダーシップ・チームワークも重要)

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混同しやすい用語

CRM(乗員資源管理):複数人の乗員・地上スタッフ間のコミュニケーションでヒューマンエラーを防ぐ手法。

SRM(単独資源管理):単独操縦時に自己管理・状況認識・意思決定を適切に行うための手法。

参考資料

・無人航空機の飛行の安全に関する教則(国土交通省 第4版)

・無人航空機操縦者技能証明に係る学科試験の科目について(国土交通省)

この記事を書いた人

ソラタ

30代。二等無人航空機操縦士の技能証明取得を目指して勉強中。学科試験で詰まったポイントを整理してお伝えします。

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